MM2Hビザとは~エージェントは使う?6つのメリット・デメリットと条件・費用や取得方法まとめ

「MM2Hってなに?」

「MM2Hの取得方法が知りたい」

このような疑問をお持ちではありませんか?

MM2Hとは、マレーシアへ10年間滞在できるビザであり、移住希望者の多くが取得することになるでしょう。

金銭面の条件さえクリアすれば、比較的簡単に取得できるため、30代40代で取得する人々は多いです。

そんなMM2Hを取得すれば、様々なメリットを得られます。

記事では、MM2Hの概要と6つのメリット、個人申請と代理店申請の場合の具体的な取得方法、そして申請前に知っておくべき2つの注意点を解説します。

記事を参考に、MM2Hの取得を円滑に進めてください。

それではさっそく見ていきましょう!

MM2Hとは?

日本国籍を有するのならば、マレーシアにはビザなしで90日間の滞在が可能です。

90日以上滞在したい場合は、滞在期限を迎える前に出国し、再び入国を繰り返すという方法があります。

しかし、隣国へ出国するのは入国審査官の裁量次第ということもあり、再入国が許可されないというリスクがあるのです。

そのため、移住を考えているあなたが目指すべきなのは、MM2Hというビザの獲得。

MM2Hとは、Malaysia My 2 Homeの略であり、10年間という長期滞在が有効となるビザです。

永住権を獲得するのは難しいですが、MM2Hは年齢制限もなく誰でも取得しやすいという特徴があります。

ビザの取得をしやすい現役時代に取得して、セミリタイア後にマレーシアへ長期移住される方も多いです。

永住権取得が難しいながらも、マレーシア移住を考えている方は、MM2Hを取得することになるでしょう。

MM2Hを取得する6つのメリット

MM2Hを取得すると数多くの恩恵を受けられます。

10年の長期滞在だけではなく、税制面で有利になり、家族を同伴できれば、現地で投資や働くことも可能となるのです。

MM2Hを取得すると、外国人としてでありながら、マレーシアライフを豊かにできます。

ここからは、MM2Hを取得する6つのメリットを解説しましょう。

1.10年もしくはそれ以上マレーシアに滞在できる

MM2Hを取得すると、マレーシアに10年間の長期滞在が可能となります。

さらに、10年ごとに更新することで、滞在期間が延長されるのです。

永住権ではありませんが、更新を続けることで、20年や30年間などの長期滞在が可能。

2.物価が安くて税金面で有利

マレーシアの物価は日本の3分の1ほどで、豊富な資金力や貯金がある方にとっては、非常に生活しやすい国となるでしょう。

さらに、各税金も日本より格安のため、日本で税金の支払いを行いたくない方は大きなメリットを受けるはずです。

特に顕著なのは、マレーシアには住民税がないということ。

マレーシアに移住するに伴い、日本の非住居者になることで、日本の割高な住民税を回避できるのです。

それでいて、マレーシアの公共サービスを受けられるのは大きな魅力ではないでしょうか。

また、マレーシアにはEPFという年金制度があります。

これは国民が給与天引きで年金を積み立て、55歳もしくはそれ以降に多額の利息が加えられて払い戻しされる制度。

実はEPFは日本人も任意で利用でき、55歳前に帰国することになっても、その時点で利息を加えた金額が払い戻しされるのです。

そのため、マレーシアで長期間生活する予定ならば、加入検討をしてみる価値は十分にあります。

3.家族を連れてくることができる

MM2Hを取得すると、あなたの配偶者やお子さま、そしてご両親のビザも追加で申請可能となります。

両親の場合は、申請者の直系の両親でかつ年齢が60歳以上という条件を満たさなければいけません。

また、両親のビザは半年で期限が切れてしまうため、半年ごとに更新手続きを行う必要があります。

配偶者の場合は特に申請条件はありません。

お子様の申請には注意が必要であり、21歳以下で申請者の扶養家族に入っている場合に限り、追加申請可能です。

もし21歳を超えていたり、扶養から外れていたりすると、お子さまの追加申請は行えないため、お子さまは自身でMM2Hを取得してもらう必要があります。

また、お子さまはマレーシア国内の学校に通う権利が与えられるので、教育面での心配も必要ありません。

家族のほか、メイドもしくはヘルパー1人(21~45歳)とペットの同行も可能です。

メイドのビザは1年おきの更新が必要ですが、基本的には健康診断のみのシンプルな更新内容となります。

4.年間最低滞在日数がない

MM2Hを保持するための、年間最低滞在日数というものはありません。

つまり、30代・40代の取得しやすい時期に取得して、50代以降に本格的な移住を開始することも可能なのです。

また、日本とマレーシアの2拠点生活も可能となれば、自由に外国旅行を行うことも可能。

意外と知られてはいませんが、年間最低滞在日数がないことで、数多くのメリットを享受できます。

5.現地でビジネス・投資ができる

マレーシア移住後に、現地で法人を設立したり、投資をしたりして生計を立てようと考えている方は多いでしょう。

MM2Hを取得すれば、現地で法人の設立や投資を行えるようになります。

マレーシアは天然資源を多く保有し、観光客の数も多いため投資の世界では大きな注目を集めています。

また、政府も2020年までに先進国入りを目指しており、更なる発展にも期待できるでしょう。

そのため、投資やビジネスを行う上で、将来的な見通しは明るいです。

ただし、MM2Hの目的は長期滞在を許可するためのもので、積極的なビジネス展開を行うためのものではありません。

もし本格的なビジネス展開を考えているのならば、MM2Hビザから就労ビザへの変更が必要となるでしょう。

また、50歳以上のMM2H取得者は、週に20時間までのパートタイムを行えます。

6.現地で住宅の購入ができる

MM2Hを取得すると、マレーシア国内で住宅購入を行えます。

住宅の最低値段は州によって異なりますが、ほとんどの州で外国人はRM500,000 から住宅購入可能です。

ただし、居住目的の住宅購入のみ認められており、貸出目的などでの購入は認められていません。

マレーシア政府は認可状と共に売り出された住宅を購入するように勧めています。

現地デベロッパー(土地開発業者)から購入する場合は、大手デベロッパーを選択すると安心です。

また、MM2Hを取得すると、現地の銀行での融資が組みやすくなるというメリットがあります。

MM2Hの取得方法

気になるMM2Hの取得方法は、主に以下のいずれかとなります。

・直接申し込み
・代理店経由で申し込み

代理店経由の方が楽で確実に申し込めますが、大きな費用がかかってしまいます。

一見すると取得は難しそうですが、2011年の日本人申請者のうち10%は直接申請を行っているのです。

ここからは、MM2H取得までの流れ、個人申請と代理店申請の場合別に必要な書類を解説します。

ぜひ参考にしてください。

■MM2H取得までの流れ

MM2H取得をするためには、まずはオンライン上で申請用紙の記入を行う必要があります。

Check N trackという公式サイト上にある 「New Application(新規申請)」をクリックすると、名前や国籍などを記入するページへ移ります。

そこで、必要事項を記入し「Generate Application Form」をクリックすれば、申請用紙のダウンロードが可能となるのです。

申請用紙を完成させたら、個人申請するのか代理店申請するのか決めましょう。

申請方法により必要書類は異なります。

必要書類を提出したら、マレーシア移民局から仮の承認書類が届きます。

次のステップは、仮の承認書類をもってマレーシアへ行き、以下のことを行います。

・現地の銀行で口座を開設する
・現地の医療保険に加入
・私立病院もしくは登録されたクリニックで健康診断を受ける
・セキュリティボンドの支払い(直接申請場合のみ)

銀行開設があるため、日本から多額のお金を持ち込む方が多いですが、盗難リスクがあります。

そのため、口座を開設したら、日本の家族に振り込みを行ってもらうのがいいでしょう。

その後、MM2Hセンターに向かい以下の書類を提出します。

・定期預金証明書
・医療保険証
・健康診断証明書
・セキュリティボンド支払い証明書

ここまで完了したら、あとはMM2Hの受け取りを行うだけ。

ビザ代金は1年間RM90で、許可された年数分の代金を支払います。

書類などに不備がなければ、通常30営業日以内にビザが発行されます。

書類提出先の住所や電話番号、メールアドレスはMalaysia My Second Home Programの公式サイトから確認してください。

収入条件

MM2H取得のための年齢制限はありませんが、年齢によって収入条件は異なります。

年齢によって定期預金額などは以下のように異なるのです。

【50歳未満】
・RM500,000以上の財産証明と月額RM10,000以上の証明書
・現地の銀行にRM300,000の定期預金
・2年目以降からマレーシア滞在中はRM150,000の定期預金が必要
・2年目以降、住宅購入や医療費、子どもの教育費目的でのみRM150,000の引き出しが可能

【50歳以上】
・RM350,000以上の財産証明書と月額RM10,000以上の収入もしくは年金証明
・現地の銀行にRM150,000の定期預金
・滞在期間中はRM100,000 の定期預金
・2年目以降、住宅購入や医療費、子どもの教育費目的でのみRM50,000の引き出しが可能

個人申請で必要な書類

Check N Trackで仮申請書を製作したら、以下の書類を用意しましょう。

・申請者の英語のカバーレター
・メイン申請者の英語履歴書(学歴・職歴・専門技術は必ず記載)
・MM2Hビザ申請用紙のコピー(公式サイトでダウンロード可能)
・IM12フォーム3通(1通は原本と2通のコピー)
・パスポートサイズのカラー写真4枚
・パスポート全ページのコピー(12か月以内にパスポートの更新をしていれば、古いパスポートのコピーも必須)
・英語の無犯罪証明書
・健康状態の自己申告書
・結婚証明書のコピー(配偶者が同行する場合)
・出生証明書(21歳未満の子どももしくは両親が同行する場合)
・子どもの費用を負担する旨を記載した英語の宣言書(子どもが同行する場合)
・最新3か月分の銀行発行の残高証明書
・財務書類に関する開示同意証明書(英語)

代理店(エージェント)申請で必要な書類

代理店申請でMM2Hビザ取得を目指す場合に必要な書類は以下の通りです。

・申請者の英語のカバーレター
・メイン申請者の英語履歴書(学歴・職歴・専門技術は必ず記載)
・MM2Hビザ申請用紙のコピー(公式サイトでダウンロード可能)
・IM12フォーム3通(1通は原本と2通のコピー)
・パスポートサイズのカラー写真4枚
・パスポート全ページのコピー(12か月以内にパスポートの更新をしていれば、古いパスポートのコピーも必須)
・セキュリティボンド
・英語の無犯罪証明書
・健康状態の自己申告書
・結婚証明書のコピー(配偶者が同行する場合)
・出生証明書(21歳未満の子どももしくは両親が同行する場合)
・子どもの費用を負担する旨を記載した英語の宣言書(子どもが同行する場合)
・最新3か月分の銀行発行の残高証明書

代理店にもよりますが、代行費用の相場は約20万円です。

20万円でビザ取得できるのを高いと思うか、それとも安いと思うかが申請方法の決め手となるでしょう。

MM2Hビザ申請前に知っておくべき2つの注意点

MM2Hビザ申請前に知っておくべき注意点が2つあります。

1つが代理店を通じての申請に関すること、もう1つが車の購入・輸入の免税制度についてです。

特に車の免税制度に関しては、最近変更されたもので、知らなければ困ることになるかもしれません。

ここからは、MM2Hビザ取得前に知っておくべき2つの注意点を解説します。

1.代理店選びは慎重に

MM2Hは日本人に人気のビザなので、数多くの会社が代理業務を行っています。

残念ながら、全ての代理店が信頼できるとは限りません。

多額の費用を支払うことになるので、代理店選びは慎重になる必要があるのです。

確実に守っていただきたいのが、MM2Hライセンスを取得している代理店を選ぶこと。

ライセンスはマレーシア観光局公認を示すので、信頼度は高いです。

また、基本的には大手代理店を選ぶのがいいでしょう。

大手は経験や知識が豊富で、多少のトラブルが起きても、迅速に対処してくれます。

ライセンスを持つ大手代理店をいくつか目星をつけ、特徴や料金などを比較し、依頼するところを決定しましょう。

2.車の100%免税制度が廃止

以前、MM2H取得者はマレーシア国内で車の購入もしくは所有車の輸入にかかる税金は100%免除されていました。

しかし、2018年1月1日からこの免税制度は廃止されたので要注意です。

変更後、車の購入・輸入ともに免税額は最大でRM150,000となりました。

車を輸入する場合は、MM2H申請日からさかのぼり、3年以上前から保有している車のみに免税が適用されます。

ネット検索をしてみると、まだまだ「車の購入・輸入にかかる税金は100%免除」などの言葉を見かけますが、それは古い情報なので鵜呑みにしないようにしましょう。

まとめ

10年間の長期滞在を許可するMM2Hは、マレーシア移住を考える人の多くが取得することになります。

経済面の条件さえクリアできれば、比較的簡単に取得できるので、30代・40代の働き盛りの時期に取得しておいてもいいですね。

一度手続きのためマレーシアに向かう必要こそありますが、取得後は好きなときに移住できます。

今回はMM2H取得の流れから必要な書類まで解説したので、ぜひ参考にしてマレーシア移住の夢を叶える第一歩を踏み出してください!

参考サイト
Official Portal Malaysia My Second Home Program

MM2H

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